用語集(表面粗さ計)
- 基準長さ[ℓs]
- 輪郭曲線の特性を求めるために用いる輪郭曲線のX軸方向長さ。信号処理においては、カットオフ値[λc]と表記することもある。
Raの範囲(μm) |
Rzの範囲(μm) |
基準長さ[ℓs](mm) |
0.02〜0.1 |
0.1〜0.5 |
0.25 |
0.1〜2 |
0.5〜10 |
0.8 |
2〜10 |
10〜50 |
2.5 |
初めにRaやRzの推定範囲により、初期条件として設定する。その結果で再度条件設定する。 (JIS B 0633:2001)
- 評価長さ[ℓv]
- 輪郭曲線のX軸方向長さ。1つ以上の基準長さを含む。
例:評価長さ[ℓv] = 基準長さ[ℓs]×n(mm) [n:標準5]
- 断面曲線
- 測定器のセンサーから得られる測定断面曲線から高調波のノイズ成分を除いた曲線。
測定パラメーターの表示記号はWaやWzとして表記する。
- 輪郭曲線
- 断面曲線から長波長や短波長成分を遮断して得られる曲線。遮断する波長により、粗さ曲線やうねり曲線が得られる。
輪郭曲線が粗さ曲線の場合、Rz は「最大高さ粗さ」、Ra は「算術平均粗さ」、Rq は「二乗平均平方根粗さ」と呼ぶ。
- 粗さ曲線
- 断面曲線からカットオフ値[λc]を用いて長波長成分を遮断して得た輪郭曲線で、粗さパラメータの評価の基礎となる。
測定パラメーターの表示記号はRaやRzとして表記する。
- うねり曲線
- 断面曲線から長波長成分と短波長成分を遮断した輪郭曲線。
測定パラメーターの表示記号はWaやWzとして表記する。
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